くまもと食財レシピ
リストランテ・ミヤモト オーナーシェフ 宮本けんしん 世界に誇れる熊本の地とそこで育まれる農産物を覚悟と本気を持って発信していきたい
  • 料理マスターズシェフを支える信念とは
  •  南北に球磨川と菊池川が流れ、西の有明海には熊本市の中央を流れる白川が注ぎ、東には阿蘇から人吉に連なる山々を抱く地・熊本。そこで育まれている食材の真の価値を再認識させるべく、料理人の枠を超えて日々奔走する宮本さん。その活動の根底にあるのは、「食は、歴史と文化」という信念だ。「一つの食材の背景を紐解くと、そこには自分たちのルーツが見えるし、命をつないでくれた先祖を感じる。そして、自分たちが住む土地・風土を知ることができる。多様な生態系が共存している熊本は、世界的に見ても誇れる場所です。まずは自分たちの足元を見つめなおし、その価値を自ら発信していくことが重要。その先に、精神的に豊かな食文化が育まれるのではないかと考えています」。
  • 活動の様子
  • 水の都・熊本市で育まれる注目の”ひご野菜”
  •  熊本市が上水道の100%を清らかな地下水でまかなっている"水の都"でもあることから、「水を活かした農産物、特に在来野菜に注目しています」と宮本さん。例えば熊本市東部に広がる江津湖の湧水で栽培される水前寺のりや水前寺もやし、そして水前寺せりなど。その他、熊本市で認定している"ひご野菜"は全15種に上るが、どれも熊本の歴史や文化と深く結びついた野菜だ。「熊本中を歩き回るうちに、認定されたもの以外にも沢山の在来野菜と出会いました。近々熊本の伝統料理の掘り起こしもしたいですし、先祖が残してくれた熊本県・市の在来野菜を、京・加賀・庄内野菜と並ぶ肥後野菜として発信し、日本の"四天王"野菜の一つにしたいですね」。力強くそう話す宮本さんの目は、熊本の食と農の未来を誰よりも見据えている。
プロフィール 宮本けんしんさん
リストランテ・ミヤモト オーナーシェフ
宮本けんしんさん
1975年、山鹿市生まれ。19歳で渡伊し、星付きレストラン等で8年修行。帰国後、実家「イタリー亭」の店長を経て、2006年に「リストランテ・ミヤモト」をオープン。農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞を、九州初・史上最年少で受賞。自身の論文「100年後の未来に繋ぐ『食の大地・熊本』構想」が地元紙で発表され、そこから行政・民間が一体となった運動が巻き起こり、阿蘇地域の「世界農業遺産」認定に大きく貢献した立役者の一人。
リストランテ・ミヤモト
TEL:096-356-5070
熊本市中央区辛島町6-15クマモトイタリー亭1F
11:30~ラストオーダー14:15/17:30~ラストオーダー21:00(日曜・祝日ラストオーダー20:00)
関連URL:http://www.ristorantemiyamoto.com
リストランテ・ミヤモト